初代(東芝 Allegretto M70)

URL http://www.toshiba.co.jp/mobileav/camera/allegretto/products/m70/index_j.htm

これが初代のデジカメ君になりました。当時としてはかなりの高スペックだったかと思います。東芝というブランドだけに安く叩かれてましたが、マニアのなかではバッテリー持ち以外の評価は結構高かったのが印象的でした。

このデジカメを買うまでにかなり色々調べた末に購入した記憶があります。
実はこの当時、手振れ防止機構付デジカメはすでにリリースされていました。


Canon PowerShot Pro90 IS
記録画素258万画素という中途半端な画素数は当時共同開発を行っていた下記の機種OLYMPASのC-2100 Ultra Zoomと同じレンズを使用した為にCCDに光を当て切れず無理やり発売してしまったというある意味、高倍率ズームを出したいとキャノンの技術者の根性で出された製品かと(ぉ

実はこのデジカメのCCDは当時出していたPowerShot G1という機種と同じCCDを採用し、倍率が大きい以外のスペックは同等でした。つまり、限られたコストの中で無理矢理出しちゃった感の強い機種だったりします。自分の記憶が確かであればこの機種以降、PowerShot S1まで手振れ補正付デジカメはキャノンからは未発売となってしまったと思います。

まあ、このデジカメ当時としては高過ぎて手が出せませんでした。何せ定価16万、実売10万という高級機でしたから、大学生の自分には買う事は夢のまた夢でした。。。


OLYMPAS C-2100 Ultra Zoom
高倍率デジカメの老舗だったオリンパス、今や面影もないですが、高倍率ズームを昔から継続して発売して来ました。この機種も上記と同じように手振れ補正付です。211万画素と高スペックではないですが、当時のズーム機能としてはずばぬけてましたし、価格もキャノンより安かったことで結構売れていたそうです。

購入に至った理由は値段で、2000年3月当時で39800円(税別)という破格で大学の生協の台数特価になっていたのが最大の原因だったりします。でも、スペックは


開放値;F2.0-2.5
ズーム:35-105mm(35mm換算)
CCD:1/1.8 337万画素
感度 :100/200/400

といった感じでした。当時としてはレンズは明るい、おっきなCCDとCanonフラグシップと同等のものを積んでいるだけあるなというスペックでした。まあ、キャノンとの大きな違いはRAWモードがない点くらいでしたが、メディアが高かった当時はRAWモードはホントマニアとプロ用の規格で一般庶民には関係のない状態でしたね。

当時、デジカメを購入しようと足しげく通ってた店の店員に薦められたデジカメを選ぶ時のポイントは今でもデジカメを見る時の基準になっていたりするので、以下にまとめてみます。ホントこれに該当するデジカメって最近ほとんどないんですよね。。。。

1.レンズは大きくて明るい奴を
2.CCDは物理サイズが大きい物を

この2ポイントだったりします。その理由は以下のとおりです。

1.大きいのはあまり関係ないが、F値が小さいという事はレンズが明るいって事になります。レンズが明るければ明るいほど、シャッター速度が基本的に速くなります。つまり、ブレにくくなるんです。コンパクト系のデジカメでは望遠側にするとF値が5近くまでなる機種がほとんどです。パナの手振れ防止付デジカメやフジのISO1600設定出来るデジカメ以外で、暗い室内で手持ち&望遠側でブレずに撮るのは事実上無理な状況だと思います。

2.CCDの物理サイズが大きい=素子の大きさが大きい
という事になります。基本的にCCDの素子は大きいほどノイズを受け難いと言われています。その方式に乗っ取ると同じ値段であればCCDの物理サイズが大きい物を買った方が画質は良いとされています。

現状では画像処理技術が画質を左右する部分もあるので、一概に上記だけでは決めれない部分がありますが、それなりに名の知れたメーカーであればそれなりの画質は保っていると思います。で、上記の条件ってすべてコンパクト化に反する項目で今のコンパクト系に上記の条件を示しているデジカメってないんですよね。フジは小さいCCDながらノイズ対策は業界随一でコンパクトデジカメとしてはかなり良い線行ってると思います。メディアは最悪ですが(爆)

この話は後でまた続きます(ぇ